先日、妻と2人でヒルトンタイムシェアの販売説明会に参加しました。
タイムシェアってなに? という方も多いと思いますので、タイムシェアとはなんぞやという話からまずは説明したいと思います。
目次
タイムシェアとは?
ざっくり説明するとこんな感じ。
・タイムシェアは、1年を52週に分け、1週間単位で不動産の所有権を購入する。
・滞在する1週間は、フレキシブルに日付を選ぶことができる。
・不動産所有権としてみなされるため、将来子供への相続や第三者への売却なども可能。
・購入する不動産(部屋)の内容は、自分のバケーションのスタイルにあわせて、立地(オーシャンビューの部屋など)や広さや価格などを考慮して選ぶことができ、通常ホテルよりも広くクオリティーの高いバケーションを楽しむことができる。
・例えば、ハワイに別荘を所有するのは経済面・管理面でも難しい。タイムシェアは、価格的にもお手軽でしかも管理面でもそれほど難しくないと言われている。 一般的にその価格は、車一台分とよく言われていて、一般物件200万円程度 から高級物件20万ドル約2000万円程度と幅がある。
・タイムシェアの部屋は一般のホテルの部屋とは全く異なり、いわゆるコンドミニアム型が一般的。( 1-2LDKくらいの部屋に、オーブンや食器などが揃ったキッチン、 洗濯機・乾燥機などが備わっている。) 普通のホテルの部屋よりゆったりしていて、ご家族4人~6人程度が快適に過ごせる広さに設計されている。もちろん、プールやジムといった共同設備の利用も可能。
ヒルトンタイムシェアとは?
ヒルトンタイムシェアは、その名の通り、世界で有名なホテルチェーンであるHiltonが提供するタイムシェアプログラム。
以下は、日本での販売会社であるヒルトングランドバケーションズのHPより抜粋。
ヒルトンタイムシェア・プログラム
「バケーションのある人生」をタイムシェアなら実現。
ハワイの高級コンドミニアム・スタイルのお部屋を週単位で所有する
新しいバケーションスタイルのご提案
ハワイの高級コンドミニアム・スタイルのお部屋を1週間単位で所有し、本当にハワイに暮らしているかのようなゆったりとした時間を楽しむ。それが、私たちの提案するバケーションスタイル「タイムシェア」です。また、世界8,000ヵ所以上の豊富なホテルやリゾート施設と交換利用ができるので、世界中に自分の部屋をもつという優雅なライフスタイルを実現できます。
Prayitno / Thank you for (10 millions +) views via Compfight
タイムシェアに興味を持ったきっかけ
先日、みなとみらいで開催されたハワイアンフェスティバルでたまたまヒルトンタイムシェアのブースが出店しており、アンケート回答したらもらえるマカダミアナッツチョコ欲しさに負けてアンケートに回答。
後日開催されるタイムシェア説明会に参加すればハワイのヒルトンホテル3泊無料宿泊券がもらえるとのこと!
提案された日はちょうど私も妻も空いており、ホテル宿泊無料券に目がくらみまんまと説明会の参加を予約(笑)
普段カーシェアリングを利用している我々夫婦は、”実際に保有するよりもシェアの方が経済性が高い”となんとなく考えていて、タイムシェアがどのようなものか興味があったのも事実です。
タイムシェア販売説明会に参加
で、先日タイムシェア説明会に参加してきましたので報告です。
説明会場に到着
予約した時間に説明会場に到着。
我々の場合は、みなとみらいのランドマークタワー24階のヒルトングランドバケーションズのオフィスでした。
オフィス内は、ハワイアンな感じでとても雰囲気が良かったです。
すぐに担当の女性が挨拶に来て、ブースに通されて雑談(商談)を開始。
なぜヒルトンタイムシェアに興味をもったのか、海外旅行は良く行くのか、ハワイは好きですか?などなど簡単な質問からスタート。
お次は、簡単な紹介ムービー鑑賞。ムービーを見ている間に、お姉さんが飲み物を持って来てくれました。
タイムシェアの仕組み
その後、具体的なタイムシェアの仕組みなどについて説明してもらう。
・ヒルトンタイムシェアでは、1週間の所有権があれば、世界にたくさんあるヒルトングループへのホテルへの宿泊が可能なのがウリ。毎回ハワイはつまらないから、今年はフロリダ、来年はヨーロッパ、などヒルトン系列のホテルの部屋が空いていればそちらへの宿泊に使うことが出来るのは大きなメリットだと感じた。
・自分の所有する物件のランクに応じて毎年ポイントが付与され、所有物件にステイしない場合はそのポイントを使って他の地域・国にあるヒルトン物件にステイができるとのこと。また、JALのマイルへ交換なども可能だそう。
・今回おススメされたのはハワイのオアフ島のタイムシェア物件「ホクラニ・ワイキキ」で、オアフ島の市街の中心にたつ好立地のコンドミニアム。ダウンタウンの浜ちゃんも所有しているらしい(笑)
タイムシェアの仕組みについてだいたい理解できたところで、お姉さんから、ここまでの説明を聞いて興味がないということであれば退室していただいても大丈夫ですよ。とコメント。
「とっても良さそうだけど、肝心なお値段についてはまだ聞いてません!」
ということで、引き続き説明を続けてもらうことに。
タイムシェアプログラムのお値段
最後は、一番大事なお値段のお話。
ヒルトンタイムシェアの物件は世界各地にいろいろあって、当然場所や物件ランクによってお値段は異なるのだけど、我々がハワイに興味があるということでおススメしてもらった「ホクラニ・ワイキキ」のお値段は、ざっとこんな感じ。(交渉可。)
・販売価格$20,000~$28,000(だいたい200万~280万円)
プラス
・年間管理費$1,400(だいたい14万円)
※年間管理費は、物件の共益費・固定資産税・保険・光熱費・修繕積立金・消費税などなど。
※年間管理費を支払うことにより、ポイントが付与され、そのポイントでヒルトン物件に宿泊ができる。
正直な感想は、えっ・・・意外と安い!!!
でした。
初期投資額200万で、あとは毎年ランニングコスト14万円を払って、毎年ハワイのオアフ島の一等地にあるコンドミニアムに1週間泊まれちゃう権利がもらえるなんて。
・しかも、200万円はローン払いが可能。(クレジットカード払い可能。)
・しかも、200万円で取得したコンドミニアム1室の所有権は永年継続されるので、将来的に子供への継承や、第三者への売却が可能。
・・・ほほう。
旅行好きで毎年1回は海外へ出かけている我々DINKS夫婦には、とっても魅力的なオファーに思えて仕方ありませんでした。
しかし、しかし。
説明会に参加する前から、妻とは「今日は決断しない。話を聞くだけ。」と硬いお約束をしていたのでその旨をお姉さんに説明して退散。
ヒルトン無料宿泊券をゲット
最後に、説明会に参加したお礼として「ハワイ宿泊招待状」をゲット。
オアフ島のヒルトン・ハワイアンビレッジか、ハワイ島のヒルトン・ワイコロアビレッジに無料で3泊できちゃう券ですと。
ただし、60日以内の予約が必要(宿泊日は1年以内で設定可能)とのことです。60日以内に1年以内にハワイへ行くかどうかを決められるほど我々はハワイアンな夫婦ではないので、結局この宿泊券は使わないことになりそうです。(まぁ、そんなにうまい話はないということですね。)
説明会では明かされなかった落とし穴
こんなにうまい話はないだろ~と疑心暗鬼になりつつも、家に帰ってさっそくグーグル先生にヒルトンタイムシェアの評判を確認。
案の定というか、Yahoo知恵袋などでヒルトンタイムシェアのネガティブポイントがいろいろとかかれていました。
それはずばり、
毎年の管理費の存在。
所有権を維持するために、毎年14万円(私が薦められた物件の場合)をずっと払い続けなければいけないこと。
これが相当辛いらしいんです。
なぜなら、毎年管理費が上昇し続けている故。
(ハワイの地価や人件費の上昇が管理費として跳ね返ってくる。また、どこかコンドミニアム1室の管理費不払いが起きると、そのツケが他の所有者の管理に上乗せされたりする、等。)
確かにそうですよね。
これから何十年と管理費を払い続けていく中で、管理費が固定ではなく変動というのはリスクがとても大きい。
そこらへんの事情はこちらのサイトで細かく書かれていました。
グーグル先生によると、再販価格ゼロ円でもいいので(管理費の負担が重いので)別の買い手を捜している所有者の人がいたりするという噂も。。
また、海外での不動産なので、(管理費の支払い滞納による)訴訟リスクなどもあるとかないとか。
結論:タイムシェアは我々夫婦には向いてない!
ふ~。危ない危ない。
説明会では、全然見えてこなかった「リスク」がだんだんと分かってきました。
という訳で、
「ヒルトンタイムシェアは我々夫婦には向いておらず、購入の検討はしない!」
という結論になりました。
投資信託と一緒で、ランニングコストってやっぱり大事だな、と痛感した出来事でした。
以上
ハワイ無料宿泊券が当選し、タイムシェア説明会に行ってきました。
行く前にこちらのブログで勉強させていただきました。
でも金額が全然違っていて、1LDKで販売価格700万、年間16万の支払いだと聞かされ。
説明してくれたヒルトンの人はまだお若くてなぜか途中から半ギレトーク。あれでは買いたくても買わないだろうなぁという感じでした。