金融広報中央委員会から「家計の金融行動に関する世論調査」に関する調査票が届いていました。
金融広報中央委員会のホームページ知るぽるとに同調査の概要が記載されていました。
調査の内容
- 金融資産の状況等
金融資産の有無、金融資産保有額、内訳等 - 金融負債の状況等
借入金の有無、借入金残高、借入の目的等 - 実物資産・住居計画
住居の状況、住宅取得必要資金、この1年以内の土地・住宅の取得、増改築、売却の有無等 - 生活設計(老後、消費含む)
家計全体のバランス、過去1年間の家計運営、老後の生活についての考え方等 - 決済手段
日常的な支払いの主な資金決済手段、平均手持ち現金残高等 - 金融制度等
預金保険制度の認知度、金融機関の選択理由等
調査対象世帯の抽出方法
全国から500の調査地点を選び、各調査地点から無作為に16の世帯を選ぶことによって計8,000の調査対象世帯(標本)を抽出しました。
- 全国を9地域(北海道、東北、関東、北陸、中部、近畿、中国、四国、九州)に区分けし、各地域の世帯員2名以上の世帯数に応じて全国の調査地点数500を各地域に比例配分する。
- 各地域のすべての市町村をそれぞれ6グループ((1)大都市<東京都区部と17政令指定市>、(2)世帯数4万以上の市、(3)世帯数2万以上4万未満の市、(4)世帯数1万以上2万未満の市、(5)世帯数1万未満の市、(6)郡部<町村>)に分類し、全国の調査地点数500地点を9地域グループの2人以上世帯の世帯数に応じて各グループに比例按分する。
- (b)で配分された数の調査地点を無作為に抽出する。
- (c)で抽出された調査地点毎に16の調査対象世帯を無作為に抽出する(世帯単位に並んでいない住民基本台帳においては、単身世帯が含まれているため、更に各6名の対象者を予備サンプルとして抽出)。
回収状況
標本世帯数 | 回収世帯数 | 回収率(%) | |
---|---|---|---|
平成26年 | 8,000 | 3,951 | 49.4 |
平成25年 | 8,000 | 3,897 | 48.7 |
平成24年 | 8,000 | 3,932 | 49.2 |
平成23年 | 8,000 | 3,802 | 47.5 |
平成22年 | 8,000 | 4,035 | 50.4 |
平成21年 | 8,000 | 4,026 | 50.3 |
平成20年* | 7,968 | 3,886 | 48.8 |
平成19年 | 8,000 | 3,313 | 41.4 |
思うこと・・・
調査票を提出すると、図書カード(500円)がもらえるそうなので協力することにしました。
内容はこれといって難しくない家計に関するアンケートでした。
回答用紙は紙ベースで、マークシート式ではなく数字を○で囲むというとっても原始的な様式です。
ホームページ上に特設のページを作成してオンラインで回答できるようにするとか、紙ベースにするとしてもマークシート式にして機会で集計できるようにするとか、もう少し効率的なやり方はないものかと思います。
これだと、4000人分の回答を全てマンパワーで集計する(実際には、それらも全て含めて民間のリサーチ会社に丸投げしている)わけですから、無駄にコストがかかると思います。
こういった無駄なコストを削減し、その代わりに回答率をあげるようなマーケティングに費用を使うとか、回答者へのインセンティブをもう少し増やすとか、いろいろやり方があると思うのですが・・。
はじめまして。
この調査、知るぽるとっていうサイトで見たことあります。
家計の資産が千ウン百万円に増えたとか減ったとか、新聞などでも話題になるやつですよね。
その一端を担えるなんて、金融系ブロガーとしては羨ましい限りです。謝礼をもらえるところもグー。
回答は紙でもネットでも可にしたほうが良いですよね。オープンにしすぎると何かと問題が生じそうな気もしますが。