スキルアップのためにビジネス実務法務検定2級を受験します

タイトルの通りですが、ビジネス実務法務検定という資格の勉強を始めることにしました。

ビジネス実務法務検定

私は仕事上、経理や法務の方とプロジェクトで一緒になる機会が多いです。また時折、外部の弁護士事務所と協働することもあります。

業務を進める上で、アカウンティングやファイナンスに関する知識はそれなりに保有していると感じる一方で、リーガルの知識が不足しているなぁと感じることが多かったのですが、そんな中で法務部の部長さんに教えてもらったのがこの資格です。

色々考えた結果、今年12月の合格を目標に「ビジネス実務法務検定2級」を独学で勉強し、受験してみることを決めました。

ビジネス実務法務検定とは

自分を守る、仕事の法律入門
それがビジネス実務法務検定試験です!

“ビジ法”は、法務部門に限らず営業、販売、総務、人事などあらゆる職種で必要とされる法律知識が習得できます。例えば、営業で取引先との契約書を締結する場面を想像してください。契約内容に不備や不利益がないか発見し、正しい判断ができれば、トラブルを未然に防ぐことができます。身につけた正しい法律知識は、業務上のリスクを回避し、会社へのダメージを未然に防ぐことができます。同時に、自分の身を守ることにもなります。

(日本商工会議所HPより抜粋)

日本商工会議所主催の公的資格である

ビジネス実務法務検定は、日本商工会議所が主催する資格です。

日本商工会議所が主催する他の資格には、有名な日商簿記検定、BATIC(国際会計検定)、カラーコーディネーター検定、などがあります。

また、日本商工会議所が主催する資格は公的資格として位置づけられています。

公的資格とは国家資格と民間資格の中間に位置付けられる資格であり、民間団体や公益法人などが実施し文部科学省や経済産業省、自治体などが認定する資格です。

幅広い法律知識を効率的に習得できる資格である

以下は2級の出題範囲になります。

  • 第1章取引を行う主体
  • 第2章会社取引の法務
  • 第3章会社財産の管理・活用と法律
  • 第4章債権の管理と回収
  • 第5章企業活動に関する法規制
  • 第6章会社と従業員の関係
  • 第7章紛争の解決方法
  • 第8章国際法務(渉外法務)

2級で出題される主な法律は、会社法を中心に、製造物責任法、民事訴訟法、民事執行法、破産法、民事再生法、会社更生法、独占禁止法、不正競争防止法、特許法、実用新案権法、意匠法、著作権法、商標法、金融商品取引法などなど。

それ以外にも、債権回収の手段、アメリカの司法体系・裁判手続き、中国の司法体系、国際取引における契約書作成上の問題、知的財産権の保護、国際倒産などのトピックについてもカバーされているようです。

(16/8追記 こちらのエントリでもう少し詳しく紹介しています。)

ビジ法2級で出題される8つのカテゴリ概要

ビジネス実務法務検定試験概要

検定は1級~3級まで

3級

  • レベル…ビジネスパーソンとしての業務上理解しておくべき基礎的法律知識を有し、問題点の発見ができる。(ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務基礎知識を想定)
  • 受験対象…社会人全般および学生

2級

  • レベル…企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家への相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している。(知識レベルとしてのアッパーレベルを想定)
  • 受験対象…社会人全般および学生(特に管理職(候補)の方におすすめします)

1級

  • レベル…業務上必要な法律実務知識をビジネス全般にわたって持っており、その知識に基づいて多面的な観点から高度な判断・対応ができる。(実務的対応能力としてのアッパーレベルを想定)
  • 受験対象…法務部門に携わる方

試験日程

6月と12月(3級と2級)

12月のみ(1級)

→2級は半年に一度の開催なので、今年の12月に受験することにします。今年は12月6日(日)が試験日です。

試験方法

マークシート方式(3級と2級)

論述問題方式(1級)

合格基準

100点満点中70点以上(3級と2級)

200点満点中140点以上(1級)

受験料

4320円(3級)

6480円(2級)

10800円(1級)

→受験料(2級)は6千円と決して安くはないですが、それが逆にモチベーションになります。

過去の受験者数と合格率

第34回検定(2013年12月)のデータ

受験者10160人 合格率79.6%(3級)

受験者7825人  合格率38.5%(2級)

受験者645人   合格率10.7%(1級)

→2級の難易度は4割弱と、難関資格ではない気がします。頑張れば合格できるレベルだと思います。

合格者称号付与制度あり

各級に合格すると、称号が付与され、名詞などに記載することができるようです。

3級 ビジネス法務リーダー

2級 ビジネス法務エキスパート

1級 ビジネス法務エグゼクティブ

→名刺に称号を記載するのは恥ずかしいので私はしませんが。。。

ビジ法の勉強方法

過去に受験された方の口コミを見ましたが、公式のテキストと問題集を2~3回転することで、知識が定着するようです。

ある程度一般常識のある社会人の方であれば、土日に勉強して、2、3か月で合格できるのではないか、という意見が多かったように思います。

ブログでも時折勉強の進捗状況について報告できればと思います。

(16年8月 追記   16年7月に合格しました!)

ビジネス実務法務検定2級(16年7月開催)に合格!

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