ビジ法2級 出題カテゴリ③

ビジネス実務法務検定2級(ビジ法2級)の勉強を検討されている方に向けて、受験範囲の紹介をしたいと思います。

出題カテゴリ#5 企業活動に関する法規則 (ボリューム21%、難易度★★★ )

・独占禁止法

私的独占、不当な制限取引(カルテル)、不公正な取引などについて学習。

個人的に興味がある分野であり、面白かった。(もう少し深く勉強したかった。)

試験でもそれなりに良く出る分野。

・不正競争防止法による規制

商品混同惹起行為、著名表示使用行為、営業秘密にかかる不正競争行為、原産地等誤認行為などを学習。行為の名前は難しいが、概念としては商品のデザインや名前のパクリ禁止ですよ、産地の偽造禁止ですよといった内容なので難しくはない。

・消費者保護関連の規制

消費者契約法、クーリングオフ制度、景品表示法など。身近な内容なので難しくはない。

・情報化社会に関わる法律

個人情報保護法、インターネット関連法規など。一般的な内容なので難しくはない。

・事業関連の規制

金融証券、食の安全、健康増進にかかる法律の概要など。概要程度しか勉強しないので、金融や食品メーカーに務める方には簡単すぎる内容だと思います。

出題カテゴリ#6 会社と従業員の関係 (ボリューム2%、難易度★★ )

・労働組合と使用者の関係

労働協約、就業規則の意義など。労働協約についてはあまり知らなかったので勉強になった。

・労災保険

ごく当たり前の内容しか出題されません。簡単です。

出題カテゴリ#7 紛争の解決方法 (ボリューム7%、難易度★★★ )

・民事訴訟手続き

裁判の流れなどを学習。意外と細かい内容までテキストは触れているが、当時TBSの99.9%という嵐マツジュン主演の弁護士ドラマ(こちらは刑事裁判でしたが)がやっており、面白く勉強ができた。

・その他紛争解決方法

企業間の紛争解決方法として、まず裁判するかしないかで大きく分けられ、それぞれ以下の紛争解決を行うオプションがある。法務部でない限り、仕事上紛争解決に関わる場面は少ないと思うが、とても勉強になった。自分は調停や仲裁といった言葉の定義をキチンと理解していないことが分かった。

(1)裁判による解決…訴訟、調停、即決和解などがある

(2)裁判外の当事者の合意による解決…仲裁、示談などがある

出題カテゴリ#8 国際法務・渉外法務 (ボリューム5%、難易度★★ )

・国際裁判管轄と準拠法

外国判決の執行と仲裁などに関する部分。

外国企業との契約締結の場面で、管轄や準拠法といった言葉が出てくるので、理解はし易かった。

・国際取引に関する法的諸問題

契約書作成時の注意点、インコタームズや各種条約などについて。

カテゴリ#8は学習範囲は広いが、覚えることは基本的なことばかりなので負担としてはかなり軽かった。

最後に

以上、3回にわたってビジネス実務法務検定2級の出題範囲を見てきました。

少しでも、「あ、こういう事勉強したかった」ということがあれば、ビジ法はビジネスを行う視点で網羅的に法的知識を学習できるのでおすすめです。

ビジ法の良いところは、カテゴリ毎に非連続なトピックが多いので、こまぎれ時間でも勉強ができる所です。ぜひ、通勤電車の中などの時間を有効活用して資格取得にトライしてみてください!

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