先日のエントリーで報告したとおり、私の勤務先でも今年の後半から企業確定拠出年金制度の導入(退職給付制度の企業年金制度の一部変更)がはじまります。
今回から数回に分けて、企業確定拠出年金制度で投資可能なインデックス投資信託制度の評価を行っていきたいと思います。
初回は、国内株式インデックス型投信として採用されている DIAM DC国内株式インデックスファンドから。それではいきましょう。
特徴
- 確定拠出年金専用ファンド。
- ファミリーファンド方式で運用。
- 東京証券取引所第1部上場株式を主要投資対象とし、「東証株価指数(TOPIX)(配当込み)」(以下、インデックス)に連動する投資成果をめざす。
- 売買手数料:無料(ノーロード)
- 信託報酬(税抜):0.17%(保管費用なども含めた実質コスト:0.17%)
- 決算:年1回(決算日は、原則として、2月7日。)
- 信託期間:無期限(設定日:2007年9月27日)
- 信託財産留保額:なし
- 純資産:10,407百万円
- 分配金:過去の分配実績なし
国・地域別構成比
日本 100%
組入れ上位業種
業種 | 組入比率 |
---|---|
電気機器 | 13% |
輸送用機器 | 12% |
銀行 | 9% |
情報・通信 | 7% |
化学 | 6% |
組入れ上位銘柄順位
順位 | 銘柄 | コード | 業種 | 組入比率 |
---|---|---|---|---|
1位 | トヨタ自動車 | 7203 | 輸送用機器 | 5.05% |
2位 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 8306 | 銀行 | 2.56% |
3位 | ソフトバンク | 9984 | 情報・通信 | 1.77% |
4位 | 本田技研工業 | 7267 | 輸送用機器 | 1.64% |
5位 | 三井住友フィナンシャルグループ | 8316 | 銀行 | 1.48% |
6位 | 日本電信電話 | 9432 | 情報・通信 | 1.32% |
7位 | みずほフィナンシャルグループ | 8411 | 銀行 | 1.30% |
8位 | KDDI | 9433 | 情報・通信 | 1.24% |
9位 | 武田薬品工業 | 4502 | 医薬品 | 1.11% |
10位 | アステラス製薬 | 4503 | 医薬品 | 1.04% |
他インデックスファンドとの比較
他の確定拠出年金専用の国内株式インデックスファンドとの比較です。
DIAM DC国内株式インデックスファンドは、対象5ファンドの中で
- 運用年数7年ともっとも若いファンドではあるが純資産額が2番目に大きい
- 信託報酬額は最も安い
と、優位性が確認できたので、投資に値するものであると思います。
ファンド名 | DC日本株式 インデックス ファンドL |
明治安田 DC・TOPIX オープン |
年金ダイワ 日本株式 インデックス |
野村 DC 国内株式 インデックスF ・TOPIX |
DIAM DC国内株式 インデックス ファンド |
---|---|---|---|---|---|
運用会社名 | 三井住友TAM | 明治安田 | 大和 | 野村 | DIAM |
基準価額 | 18,936円 | 17,052円 | 11,484円 | 11,962円 | 11,662円 |
純資産 | 77,658 百万円 |
5,185 百万円 |
3,224 百万円 |
10,365 百万円 |
10,407 百万円 |
販売手数料 | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
信託報酬等 (税込) |
0.21% | 0.21% | 0.18% | 0.21% | 0.17% |
償還日 | 無期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 | 無期限 |
運用年数 | 13年 | 10年 | 8年 | 7年 | 7年 |
経費率 | 0.20% | 0.22% | 0.21% | 0.20% | — |
トータルリターン 1年 |
31.42% | 31.17% | 31.34% | 31.27% | 31.31% |
トータルリターン 3年(年率) |
30.90% | 30.45% | 30.77% | 30.74% | 30.78% |
トータルリターン 5年(年率) |
16.42% | 16.14% | 16.36% | 16.32% | 16.36% |