企業確定拠出年金は海外株式100%で当面運用します。

過去のエントリーの通り、私の勤務先の会社でも確定拠出年金がスタートになります。

勤務先で企業型確定拠出年金制度が導入されるようです
私の勤務先でも今年の後半から、企業型確定拠出年金制度(401k)が開始になるようです。 企業型確定拠出年金...

最近では、確定拠出年金導入の前に従業員説明会が開かれ、信託銀行の方が会社にやってきて確定拠出年金制度の概要やリスクとリターンの考え方などについて話をしてくれました。

講師の方が話される内容はほぼ全て知っているような内容でしたが、講師の方の「今まで株式や投資信託を購入されたことがある方?」の質問には、会場の2~3割くらいの人しか手をあげておらず・・・周りには結構投資初心者(=貯金派)の人達が多いという事実に少しびっくりしました。

講師の方の説明は、概ね正論でしたが、聞いていて腑に落ちなかった点が2点。

1:(確定拠出年金の枠内で)目標のポートフォリオを実現させましょう、という説明は納得がいかない。

リスク資産がゼロで今回を機に投資を始める方にとっては正解かもしれませんが、私の場合、既に個人的に(拠出年金制度の外で)国内・海外の株式・投資信託・REITへの投資を行っており、そして目指すべきポートフォリオを決めています。

なので、確定拠出年金はあくまでも私の資産の一部なのであって、確定拠出年金の枠の中で目標とするポートフォリオを組む必要はないと思っています。

きっと、リスク資産を持たない方(投資がはじめての方)へ向けた説明だと思うのですが、リスク資産を持たない方であっても保険などを通じて日本国債へ投資している状態だと思いますので、確定拠出年金では日本国債以外のリスク資産の運用比率を増やすという選択肢もありだと思っています。(投資初心者にいきなりこんな説明をしてしまうとパニックになるかもしれませんが・・・笑)

2:ファンドの運用コスト(信託報酬など)についての説明がほとんどなかった

DCファンドでは、一般に購入できるインデックスファンドよりも信託報酬が低く設定されているのもあるのに、そこをアピールしないのはもったいない!と思いました。

確定拠出年金制度でしか買えないコストメリットのある(証券会社で通常購入できるものより信託報酬が安い)インデックスファンドを探したところ、私の確定拠出年金プランで用意されているインデックスファンドの中で、コスト面での恩恵を受けられるファンドは”海外株式インデックス型投信として採用されている三井住友・DC外国株式インデックスファンドS”であるという結論に達しました。

確定拠出年金専用ファンド 三井住友・DC外国株式インデックスファンドS の評価
先日のエントリーで報告したとおり、私の勤務先でも今年の後半から企業確定拠出年金制度の導入(退職給付制度の企業年金制度の一部変更)がはじまりま...

信託報酬は0.18%ととっても安いです。

海外株式インデックスファンドの代表格である<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬が0.4%前後ですから、この差は結構大きいかと思います。

というわけで、暫くの間私は確定拠出年金制度では、三井住友・DC外国株式インデックスファンドSを1本で運用することにしました。

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